2025/3/29 <墜肘 肘の平 労宮 丹田>
今週の室内練習の会場に立派なバレエーのバーが片隅に並べられていたので、それを使ってレッスンをしようと、皆にバーを引っ張り出してもらった時のこと。
バーはチャコット製品でとても重い。二人組で担いで運んでもらったのだが、その姿が、あれ? そんな持ち方じゃダメだろう・・・(苦笑)
やっぱり教えなければ。
太極拳はもともと農作業の動きをベースにしている。太極拳を練習しているのだから、肉体労働にそれを活かさなければもったいない。
2025/3/24 <橈骨使い チャンスー 墜肘>
このところ立て続けに腰の王子が”橈骨”に関する動画を出しています。
有料講座で教えていることをほとんど隠さずに出している・・・
私は王子の説明で、チャンスーが何なのか、その意味がやっとはっきりしました。
順チャンスーと逆チャンスー。順は小指側から回す動き、逆は親指側から回す動き。順は合になり、逆は開になる・・・これが橈骨を操ることに他ならなかった。
この、手、前腕のチャンスーが太極拳の核心を形成するのは、それがないと、全身の連動、経が通らないからだけれども、それは橈骨を回し続ける、ということで行われているということだった。新たな発見!
けれども、それが分かると生徒さんにチャンスーがぐんと教えやすくなる。
墜肘の意味もはっきりするではないか!
これは尺骨を使わせずに橈骨を使わせるための要領だ。
これまで何かおかしい、と思っていたのが何故なのかもはっきりした。
下のジョンジョロリン体操は、太極拳のチャンスーの練習と根本的には同じです。
2025/3/18
レッスンのための準備。
簡化第18式穿梭がうまくできない、どうすれば・・・?という生徒さん。
実は第2式野马分踪で練習する進歩の時の体の使い方の応用だが、そもそも提膝(抜き足)ができないという基本的な問題がある。
提膝は太極拳だけでなく日常的な歩きも含めた全ての運動の基本。
子供の時はできていたはずだけれども、気づいたらできなくなっていた・・・というのが普通の大人だ。
簡化は誰でもできるようにと編纂されているので、丹田を作ることを教えていない。提膝ができないのは腹で足を動かせないからだ。昨日のメモのハーランド選手のポスターの写真のように、腹から(いや、腕から、いや、頚椎から)足を操れば、提膝になってしまう。股関節から足を操るように教わると、十中八九、大腿直筋を使って膝を持ち上げてしまう。これをやってしまうと完全にアウト。上半身と下半身の連動がおこらず、下半身は上半身を乗せて動くことになる。上半身をまっすぐ固めて、下半身だけで歩くと、トランプの前の大統領のようになります・・・と私はジョークを言って生徒さんの前でその歩き方の真似をして見せることがあるけれど、簡化だけでなく今普及している多くの太極拳の動きはそんな感じに見える。
ともあれ。
内気は増やし続けなければならない。内功はやり続けなければならない。
まずは腰と股関節が内側からつながる感覚がとれるようになるのが大事。
それには腰が開かなければならない。まずは松腰、と言われるのは腰が開かないと股関節が操れないからだ・・・けれども、それが理解できるのはそれができた時。腰と股関節の関係は体感しないと分からない。
時間はかかる。
簡化第18式穿梭の最初の動作は提膝した左足を斜め前に降ろすというもの。
まず、前提として、第17式の最後の定式で左膝を上げた時に、これが提膝ではなく抬腿(腿上げ)になっていたら、左足を斜め前に下ろした時に骨盤が左に回ってしまう。すると、その先、右足は蹴ることができなくなり、結果として左腿に乗ってしまう。この先はその悪循環。
2025/3/18
レッスンのための準備。
簡化第18式穿梭がうまくできない、どうすれば・・・?という生徒さん。
実は第2式野马分踪で練習する進歩の時の体の使い方の応用だが、そもそも提膝(抜き足)ができないという基本的な問題がある。
提膝は太極拳だけでなく日常的な歩きも含めた全ての運動の基本。
子供の時はできていたはずだけれども、気づいたらできなくなっていた・・・というのが普通の大人だ。
簡化は誰でもできるようにと編纂されているので、丹田を作ることを教えていない。提膝ができないのは腹で足を動かせないからだ。昨日のメモのハーランド選手のポスターの写真のように、腹から(いや、腕から、いや、頚椎から)足を操れば、提膝になってしまう。股関節から足を操るように教わると、十中八九、大腿直筋を使って膝を持ち上げてしまう。これをやってしまうと完全にアウト。上半身と下半身の連動がおこらず、下半身は上半身を乗せて動くことになる。上半身をまっすぐ固めて、下半身だけで歩くと、トランプの前の大統領のようになります・・・と私はジョークを言って生徒さんの前でその歩き方の真似をして見せることがあるけれど、簡化だけでなく今普及している多くの太極拳の動きはそんな感じに見える。
ともあれ。
内気は増やし続けなければならない。内功はやり続けなければならない。
まずは腰と股関節が内側からつながる感覚がとれるようになるのが大事。
それには腰が開かなければならない。まずは松腰、と言われるのは腰が開かないと股関節が操れないからだ・・・けれども、それが理解できるのはそれができた時。腰と股関節の関係は体感しないと分からない。
時間はかかる。
簡化第18式穿梭の最初の動作は提膝した左足を斜め前に降ろすというもの。
まず、前提として、第17式の最後の定式で左膝を上げた時に、これが提膝ではなく抬腿(腿上げ)になっていたら、左足を斜め前に下ろした時に骨盤が左に回ってしまう。すると、その先、右足は蹴ることができなくなり、結果として左腿に乗ってしまう。この先はその悪循環。
腕と脚の連動というのは、大腰筋だけでなく前鋸筋も大きなポイントになってくる。
前鋸筋が作用することで、肩が体の脇経由で股関節と連動するからだ。それはまさに、経絡の胆経の道筋。
バレエではポールドブラという腕の動かし方の練習で前鋸筋を使って腕を動かす感覚を身につける。太極拳と同じく、肩を上げない、下げておく、というのは前鋸筋を使うための大前提。加えて、前肩猫背では肩甲骨と肋骨が張り付いてしまってその隙間にある前鋸筋の動く余地たないので、前肩は治さなければならない・・・
昨日の練習では、肩を下げてもすぐに上がってきてしまう生徒さんを実験台に、前鋸筋が支えるようになる位置に肩や腕を強制的に動かしてセットしたら、それがうまくハマった!
前鋸筋が入ると、自分でハマった感がある。もう肩は上がってこない。
バレエの先生が「腕をカチッとハメてください!」という意味がわかるの前鋸筋が入った時だ。腕がハマらないと、脚は上がらない。腕がハマらないまま運動をすると無駄に下半身が太くなり動きが鈍くなるのだ。(冒頭のハーランド選手が両手を真横に開いてボールを蹴る様はバレエの腕の2番ポジションでジュテをするのとそっくり)
昨日の生徒さんは、その感覚を得て、続けて動功をした時には、下半身との連動の感覚も得られたようだった。
という私も、前鋸筋がいつもバチっとはまっているわけではない。外れるとまた入れ直さなければならない。太極拳の師などは常に入っている。腰の王子も然り。それは大きな差です。四正勁と四隅勁が完璧になった時には体の歪みもほぼなくなるだろう・・・・も少し頑張らなければならない。
2025/3/11 <膝の曲げ方>
下の動画はバレエの下肢の基礎的訓練だが、膝を曲げる時に膝を動かしてはいけない、という注意点は通常の歩行にも通じるもの。太極拳で言えば、円裆や提膝、あるいは、虚歩(抜き足)とつながる。
実は、この膝の扱い方は上肢の肘でも同じこと。肘を曲げる時に肘を曲げようとするとアウトだ。膝を曲げる時は、太ももの裏側を伸ばすのと同様、肘を曲げる時は二の腕を伸ばす必要がある。そうしなければ、股関節と膝関節の連動、あるいは、肩関節と肘関節の連動はおこらない。
2025/3/9
上腕骨の内旋、外旋は腕と胴体を連動させるためには必須の条件。
太極拳では上腕骨の内旋は腕の逆チャンスー、外旋は順チャンスーにあたるが、内旋、外旋を繰り返すことにより、上腕骨と肩甲骨の連動が深まっていく。もちろんその時に丹田を抜かないのが前提で、丹田を作らずにただ内旋外旋をしても、タコのような動きになってしまう・・・
上腕がうまく使えれば、股関節はとても使い勝手が良くなる。股関節に隙間が空くからだ。逆に言えば、上腕の使い方が下手だと、股関節の隙間ができず、前腿が張ったり膝を痛めたりする。
昨日、今日のレッスンでは、日常生活における上腕(=肘)の使い方の例をいくつか挙げた。太極拳で学ぶものは、日常生活に活かしてこそ意味があるからだ。特に、腕や手の使い方は、日常生活で稽古ができる。
どうやってゴミを拾うのか?
この問いに太極拳的にどう答えるのか?
私は師父の日常動作を観察して多くのことを学んだ。
師というのは一緒にいるだけで多くを学べる存在だ。先生とは違うのだ。
劉師父がものを拾う時、ものを持ち上げる時、その動作を見て、私はおや?と思ったものだ。何度も何度も見て、なるほど、と理解した。上腕を回転させているのだ。
今日のレッスンで生徒さんたちに地面にある物を拾う動作をやってもらったが、何も考えずに拾うのと、師父のように腕を使って拾うという二つの動作を比べたら、いつもの動作がいかに腰に悪いか、体に余計な負担をかけているかが理解できたようだった。
そう、太極拳で学ぶ動きはとても合理的!
私も家事をしていて、時々、この動作は間違えている・・・と気づくことがある。