第11式 披身捶 (pi shen chui)

第11式 披身捶 (pi shen chui)の動画です。

正面(南から撮影) https://www.youtube.com/watch?v=HNzGI2WQDzs

背面(北から撮影) https://www.youtube.com/watch?v=0b3C2uLv6ms

 

動作は5つに分かれます。

<動作1>『古樹盤根』
 ①第10式定式から放松で右手を降ろし左足に重心移動。
  再度右足に重心移動しながら左八字手を右手内側に差し込む要領で時計回りの太極円を描く。
  左手右肩前、右手左胯前で左足重心に戻る。
 ②右足に重心移動しながら両手を斜めに開く。(以上身体は南東向き)

<動作2>『風掃梅花』
 ①放松して左足に重心を移す。再度右足に重心を移して左足先を南に向ける。併せて右手は東から南にかけて逆纏で平円(4分の1円)を描き、身体を南向きに旋回させる。(掌で推し出す要領)。
 ②左足に重心を戻して左足にしっかり立ち右手と右足で平円半周を描く(①②の動作を"掃"という)。
  (左手は開いて身体の回転のバランスをとるようにする。)
 ③右足南に虚歩で出すと同時に右手は南向きに差し出す(この動作は股間打ち:撩阴掌)。
  左手は右手肘内側に降ろす。
 ④放松で右足を左足の横に戻す。(両手は自然に降ろす)。

<動作3>『十字手』
 ①両手を逆纏から順纏で上げ胸の前で掌を合わせる。
 ②心気を開くと同時に右足を左足に寄せる。両手は手首の力を使って外労宮を左右に張り出して開く(ポン)。
  (上開下合の形)
 ③心気を合わせると同時に右足を右方向に開く。両手は胸の前で左手外、右手内で十字手になる。
  (上合下開の形)

<動作4>『小舞花手、拉弓式』
  ①両手を拳に変えながら逆時計回りに平円を描く。帯脈の力を使う。(重心移動:左→右→左)
  ②一回転した後、重心右足に移って左の立拳を南西に出し、再度左足に戻し右立拳を南西に出す。
  左手は立拳のまま左腹に貼り付ける。左胯に坐る。

<動作5>『披身捶 』(披:羽織る。披身は鎧を付けたような身体、というような意味。)
 ①放松で腰を右に旋回し右足に重心移動。
 ②腰を左に旋回し重心を左に移動させながら、右拳を逆纏から順纏で逆時計回りの竪円を描き左肩前まで引き寄せる。(目は右肩を通して右足を見るようにする。)
 ③腰を左に旋回し重心を右に移動させながら左拳を逆纏から順纏で右肩前まで竪円を描く。
  右拳は順纏で下弧を描いて右腹に引き寄せる。(目は左肩を通して左足を見るようにする。)
 ④左足に重心移動しながら右手は右下から肩の高さへ上げる(逆纏→順纏)。
  左拳は肘主導で左腹へ降ろす。

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『今日のメモ』毎日の練習は気づきの宝庫。太極拳の練習の成果が何に及ぶかは予測不可能。2012年9月〜のアーカイブは『練習メモアーカイブ』へ

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2012/3/20

日本養生学会第13回大会で研究発表をしました。

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