第6式 白鶴亮翅 (バイフーリアンチー)

第6式「白鶴亮翅」は、文字通り、白い鶴が羽を広げる様を表し、動作1の最後の左手を斜めに切り上げる動作、動作3の最後の右腕を斜め上に切り上げる動作を形容しています。

いずれの動作の時も、上げる手の反対側の下側の手に意識があることに注意して下さい。

 

第6式 白鶴亮翅 (Bai he liang chi 白い鶴が羽を広げる)の動画(前面、背面)です。


動作を3つに分けています。

<動作1>
   ①まず肩から腕全体を右回し、次に肘から前腕を右回し、それから右へリュー。
   ②左手は陰手(掌上向き)、右手は陽手(掌下向き)のまま手首を左、それから右へ回す。
    同時に左足を右足へ引きつける。
   ③左足を大きく東方に出し右足も続けて移動(右足は虚になる)。
    同時に左手は胸位置でジー、右手は下弧を描いてジー。(左手は相手の胸、右手は股間を打つ)

<動作2> 『前肩靠』( 靠:カオ:体当たり)
   ①両手で南東方向に逆回転(前方回転)の立円を描く。
   ②一回転して左手が顔前に上がり右手が右腹前に来たところで右足を南東方向に出し左尻に坐る。
   (ここから前肩の靠(カオ)をする場合は重心を前方の右足へ移動する。ここでは技が隠れている。)

<動作3> 『背肩靠』(この動作が白鶴亮翅)
  ①右手で斜めに(南東方向に)立円を描く。左手は左胯前に按(アン)。
   右手は一回転して順纏で左手の甲の上に戻って来る(右掌は上向き)。
  ②右掌を逆纏で翻し、続けて右肩で右腕を引っ張り上げるような要領で南東方向へ切り上げる。
   (ここに背肩のカオが隠れている)
   左足は身体の移動に随って右足横まで移動する(虚歩)。左手は左胯前で按のまま。

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2012/3/20

日本養生学会第13回大会で研究発表をしました。

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